ウォーカビリティ及び,このサイトの利用方法 |
本研究ではウォーカビリティを「歩きやすさ」と解釈し,通勤・通学時のような義務的な歩行であれ,犬の散歩や健康づくりのためのウォーキングであれ,「歩くこと」を促進させる指標の一つと考えました.ところが「歩きやすさ」は感覚的なものですし,街のどこがどんな歩行環境を持っているかといった分布を捉えるにはどうしたらいいでしょうか?
本サイトではその問題について試案したものです.歩行環境に関する指標は様々な要素の統計的な分析によって得られたものです.そしてそれらを電子国土として表すことにしました.電子国土とは国土地理院が提供する,いつでも,でも,どこでも利用できる電子地図のことです.これを用いることで,より多くの人に示すことができるとともに,提供される地図はスケーラブルですし,情報を提供する側も多くの情報を提供できます.また,情報を利用する側では,シームレスな地図操作や自分の見たい(表示させたい)ものだけを選ぶことができます. |
ポイントデータについて |
表示されているポイントは解析(主成分分析)結果を5つに分類したものです.例えば,「整備されてて歩きやすい」とは,道が広いとか、明るいとか,それに関する要素のポイントが高い地点です.つくばセンター界隈の広い歩道が整備されているところに分布しています. |
道路の植生指数について |
衛星画像解析により植生指数を算出しました.植生指数とは植物の活性度を表したもので,緑が多い場所ほど,値が高くなります.この値を道路のラインデータで抽出したものを示すことで,道路沿いの緑の多さを表しています. |