ノート
アウトライン
ArcView9.1を利用した
ネットワーク分析
2005年度人文地理学・地誌学実験
2006年2月8日
担当:駒木伸比古・仁平尊明
前回の授業では…
GISを使っていろいろな地図を描いた
⇒表示させるデータや,階級区分・方法を簡単に変更できるという利点
ただし,これだけではただの“地図描きソフト”に過ぎない…?
GISを使えば…
【例】
日本の人口30万人以上の市区町村は?
東京都庁から50km圏域に相当する市区町村は?
第一学群D棟から最も近い本屋は?
筑波大学から自転車で30分の到達可能範囲は?
自分の家から大学までの最短ルートは?
郵便物を収集するときに,どのポストから,どのルートで回れば効率がよいか?
etc...
ネットワークデータを作る
まずは「ArcCatalog」を起動させる
・スタートメニュー>全てのプログラム>ArcGIS>ArcCatalog
※すでにArcViewを起動しているのなら右図のボタンをクリック!
ArcCatalogの起動
ArcCatalogとは…
・幾つかのファイル(*.shp,*.shx,*.dbfの最低3つ)からなるシェープファイルを,エクスプローラ風に管理できる
・シェープファイルの情報(どんな形式か?地理座標系は?など)を閲覧可能
・シェープファイル,ジオデータベース,ネットワークデータセットなどの作成
・その他いろいろ
データの確認から
ダウンロードしたデータのフォルダを指定する
※表示されていない場合は,  ボタンをクリックしてフォルダを指定)
「コンテンツ」,「プレビュー」,「メタデータ」についてそれぞれ確認してみよう!
ネットワークデータセットの作成(1)
「road.shp(道路データ)」の上で右クリックして「新規ネットワークデータセット」を選択
※灰色表示になっている場合は「ツール>エクステンション」を選び,Network Analystのボックスをチェックする
ネットワークデータセットの作成(2)
次へ…
ネットワークデータセットの作成(2)
これで…
ネットワークデータセットの作成(3)
ネットワークデータセットが作成された
・「road_ND.ND」,「road_ND_Junctions.shp」が追加されている(名前を変えなかった場合)
ネットワークデータを表示させよう!
ArcViewを起動し,  ボタンを押して先ほど作成した「road_ND.ND」を選択する
途中で「‘road_ND’内全てのフィーチャクラスをマップに追加しますか?」と聞かれるが「いいえ」を選択
ネットワーク分析をするために
「Network Analysit」ツールバーを表示させる
※ない場合は,「表示>ツールバー>Network Analyst」でチェックをする
※灰色になっている場合は「灰色表示になっている場合は「ツール>エクステンション」を選び,Network Analystのボックスをチェックする
◆ネットワーク分析 (1):最短経路検索
目的地までの最短ルートを調べる…
ぱっと見で分かればよいが,複雑なネットワークの時は?
最短経路を見つけるには色々な方法がある(今回は割愛します)
最短経路検索 (1)
「Network Analyst>新規ルート」を選択
⇒Network Analystウィンドウ,テーブルオブコンテンツにそれぞれに「ルート」が表示される
最短経路検索 (2)
ネットワークロケーションの作成ボタン  を使って,自由にポイントを配置してみよう!
最短経路検索 (3)
ロケーションの配置が終わったら,「解析の実行」ボタン  を押すと…
◆ネットワーク分析 (2):TSP問題
TSP問題(巡回セールスマン問題)とは…
 「複数の地点を一度ずつ通って出発点に戻ってくる時に,移動距離が最短になる経路」を求める問題
TSP問題 (1)
郵便局を配置する
⇒データ追加ボタンから,「postoffice.shp(つくば市内の郵便局データ)」,「postoffice_od.shp(筑波学園郵便局のデータ)」を選んで追加する
TSP問題 (2)
「Network Analyst>新規ルート」を選択(最短経路検索の時と同じ)
⇒Network Analystウィンドウ,テーブルオブコンテンツにそれぞれに「ルート」が表示される
TSP問題 (3)
データの読み込み (1)
⇒はじめに,Network Analystウィンドウの「ストップ」上で右クリックして,「ロケーションの読み込み」選択,「postoffice」を選択する
TSP問題 (4)
データの読み込み (2)
・次は,先ほどと同じ要領で今度は「postoffice_od(筑波学園郵便局,すなわち出発&到着地)」を選択する
・すると,先ほどの29ポイントに2ポイントが追加される
・続いて「ロケーション30(出発地)」をクリック&ドラッグで一番上に持ってくる
※この操作により,出発地と到着地を筑波学園郵便局にすることができた
TSP問題 (5)
解析の設定
・Network Analystウィンドウのレイヤプロパティボタンをクリックする
・「解析の設定」タブをクリックし,「ストップを並び替えて最適ルートを検出」をチェックする(その時には最初・最後のストップは維持しておく⇒出発地と到着地を先ほどの設定の通りにするため)
TSP問題 (6)
最短経路が探索できた!
⇒条件を変えてみたりしていろいろ試してみよう!
◆サービスエリアの検索
コンビニエンスストア(CVS)
⇒商圏は約500mとされている
・しばしば店舗から半径500mの円が描画されてきたが,それで良いのか?
⇒実際の移動は道路を利用しているのだから,道路ネットワーク・距離により考慮されるべきでは…?
CVSの商圏 (1)
コンビニを配置する
・データ追加ボタンを押して,「CVS_tsukuba.shp」を選択して表示させる
※「road_ND」以外はテーブルオブコンテンツから削除しておこう
CVSの商圏 (2)
「Network Analyst>新規サービスエリア」を選択
⇒Network Analystウィンドウ,テーブルオブコンテンツにそれぞれに「サービスエリア」が表示される
CVSの商圏 (3)
データの読み込み
⇒はじめに,Network Analystウィンドウの「施設」上で右クリックして,「ロケーションの読み込み」を選択して,「CVS_tsukuba」を選択
CVSの商圏 (4)
解析の設定
・Network Analystウィンドウのレイヤプロパティボタンをクリックする
・「解析の設定」タブをクリックし,「規定のブレーク」に「500」を入れる(500m商圏の設定)
CVSの商圏 (5)
コンビニエンスストアの商圏を描画できた!
◆CVSの商圏特性
コンビニエンスストアはどんなところに立地しているのか?
・回りに人がたくさんすんでいるところ?
・交通量の多い道路沿い?
・人通りの多い駅前?
・その他…
CVSの商圏特性 (1)
先ほどのCVSの商圏を描いたままで,データ追加ボタンを押して「h12km4_tsukuba.shp」を追加する
テーブルオブコンテンツの中で,「h12km4_tsukuba」をクリック&ドラッグして一番下に持ってくる
CVSの商圏特性 (2)
テーブルオブコンテンツの「h12km4_tsukuba」上で右クリックして,「プロパティ」を選択
「シンボル」タグをクリックして,「数値分類>等級色」を選び,フィールドの値に「POP(人口)」を選択
好きなシンボルや分類を選んで,適用を押すと…
CVSの商圏特性 (3)
人口数により色分けされたメッシュが表示できた!
⇒拡大してみて,どんなところにCVSが立地しているか,CVSの商圏はどんなところに広がっているかを考察してみよう!
次回の授業では…
今回描いた商圏でメッシュを按分して,各コンビニエンスストアの商圏人口を推定します
最後に作った商圏の「ポリゴン」上で右クリックして,「データ>データのエクスポート」を選んで保存しておきましょう(次回の実習で使います)
※名前はなんでも良いです