文部科学省科研費研究成果促進費(データベース)「明治・大正期人口統計地図情報」

研究代表者:村山祐司(筑波大学)   研究分担者:小野寺 淳(茨城大学)

 

明治中期における船舶データベース

作成者:渡 辺 英 夫・小 野 寺 淳

 

A.データベース一覧

1.明治19年における汽船・西洋形帆船の船名・積載量・所有者・海員等のデータベース

      

汽船表           明治19年1月1日調     海軍省艦政局海運課編・発行

帆船表          明治19年1月1日調     海軍省艦政局海運課編・発行

海員調査表     明治19年12月31日調    海軍省艦政局海運課編・発行

        (海員調査表は凡例に逓信省調査による明記)

汽船は1,000トン以上,500トン以上,100トン以上,100トン未満及び湖船に分け,帆船は1,000トン以上,500トン以上,100トン以上,100トン未満に分けて記載。この汽船表・帆船表より船名,船主,製造年月,製造地名,海外からの購入費,規模,動力,走力,定繋場などをデータとし,さらに海員調査表より海員名,海員の免許,住所を対応させたデータベースとした。

 

2.明治19年における日本形船舶のデータベース

日本形船舶表      明治19年1月1日調     海軍省艦政局海運課編・発行

戸長役場所在地別に,500石以上,300石以上,100石以上,100石未満,艀・漁船・小廻りの船数,積載石数を記載

 

3.明治19年における西洋形船舶のデータベース

西洋形船船名録  明治191231日調   逓信省

船名,定繋場,船舶の製造地,製造年月,トン数,規模,船主名などを記載

 

4.明治20年における日本形・西洋形船舶のデータベース

船舶表      明治20年12月31日調   海軍省艦政局海運課編・発行

西洋形は汽船・帆船別に,日本形は50石以上,50石未満及び艀漁船海川小廻,倉庫船,水田耕作用船,水災予備船別に,戸長役場所在地ごとに船数を記載

 

B.使用上の注意

船名・地名・国名など統計資料から判読不能のものが,一部残されているため,数量的な使用以外は国立公文書館の原典を確かめていただきたい。

  渡辺英夫(秋田大学教育文化学部)・小野寺淳(茨城大学教育学部)